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くび・顔の病気について

耳下腺が腫れる病気

子供で耳下腺がはれる場合、以下の病気が考えられます。

  1. 反復性耳下腺炎
  2. おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)

発症の4日以内であれば区別がしづらいケースもしばしばあります。流行性耳下腺炎のことをおたふくかぜといいますが、おたふくかぜたる所以は、あごの下にある両側の顎下腺もはれあがり、顔がしもぶくれの「おたふくおたふくのお面」のような顔になるからおたふくかぜと呼ばれます。おたふくかぜは他の人にうつる病気ですので「登校・登園証明書」が必要です。反復性耳下腺はうつらない病気です。

耳鼻咽喉科として特に問題になるケースはおたふくかぜ難聴です。おたふくかぜウィルスが内耳に感染し、回復困難な神経性の難聴をおこしてしまいます。開院以来いままでに当院で4名(大人2名・小児2名)の方が片方の聴力を失っています。来院された際は、診察までの待つ場所が異なりますので、受付スタッフにお申し出下さい。

顔面神経麻痺について

顔面神経麻痺は耳鼻咽喉科の代表的な病気のひとつです。

顔面神経麻痺には原因の不明なタイプと原因が明らかなタイプがあります。

  1. 原因が不明なタイプ:様々な風邪ウィルス・寒冷刺激など
  2. 原因が明らかなタイプ:ヘルペス感染・外傷・耳下腺がん・中耳真珠腫・聴神経腫瘍

原因の検索と同時進行で、麻痺の程度を麻痺スコアーにより点数で評価し、その重症度により治療を行っていきます。また当院では麻痺発症の1週間後から顔へのはり治療も行っております。

治療について

  1. 内服薬による治療
    ビタミンB12 血液循環改善薬 ステロイド
    場合によって抗ウィルス薬(バルトレックスなど)
  2. 点滴治療の併用
  3. リハビリ
    顔の表情を作る運動 顔のマッサージ
    鍼治療(顔に鍼を6カ所、手に1カ所 鍼に電気刺激を与える)

顎下腺が腫れる病気

1. 急性顎下腺炎

舌を持ち上げると、その根元の両側に唾液の出口があります。食事とともに唾液が作られ、そこから口腔内に唾液管(ワルトン氏管)を通って唾液が流出し口腔内を潤し、かつ唾液による殺菌・静菌作用で口腔内は正常な状態に保たれています。その出口から顎下腺に逆流するように細菌が入り込み急性顎下腺を起こします。

2. 慢性顎下腺炎

顎下腺の唾液の成分によって「唾石」という石状の塊ができてことがあります。顎下腺本体の中にできた場合を「腺内唾石」といい、ワルトン氏管に唾石がはまり込んだものを「管内唾石」といいます。これによって唾液は作られますが出口を失い、繰り返し顎下腺は腫れ、次第に唾液腺の機能を失った状態を慢性顎下腺炎といいます。顎下腺摘出を行う場合があります。

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