７月１０日の午後から『葛飾区大規模接種』が奥戸の総合スポーツセンター（大体育館）で開始されました。日曜日は午前１コマ・午後２コマで1500名接種、木曜日と土曜日は午後に２コマで1000名接種（１コマ約２時間で５００名に接種）のスケジュールです。事前に会場のレイアウトなどは既に配布されており、接種マニュアル文書もメールで送られていましたが、日曜日に２コマ出動予定（看護師ともども）でしたので、土曜日の往診の帰りに会場に立ち現地を見てきました。３交代制（３コマ）で、１コマに医師１４名と歯科医師２名、看護師３２名、薬剤師３名そして会場設営と運営のスタッフ約１００名（３コマ通しの勤務）としった大編成です。葛飾区医師会会員、会員所属の看護師、区内の病院群の医師と看護師そして歯科医師会および薬剤師会の合同チームです。接種対象者も２０歳～５０歳台と今までの高齢者接種より確実に若返り、特に基礎疾患もなく予診（問診）はスムースに進み、会場内の移動も早く順調に進みました。しかし予想通り「迷走神経反射」と思われる数名の方を救護スペースで処置対応致しました。私は１コマ目は接種ブースでの予診担当を、午後の１コマは経過観察エリアで接種後の体調不良者の対応に当たりました。ワクチン２回接種が８０％を超えるイスラエルで最近じわじわ感染者の増加が報告されています。しかしこれは１0～１９歳の若年層の感染拡大によるもので、日本でも１５～６０歳の接種が進めばこの第５波も乗り越えられることが期待されます。しかしここに来てワクチン不足により、葛飾区大規模接種も２日間（５コマ相当・２５００回接種分）ほど中止になっています。しかし７月２６日から８月下旬まで（７月１１日現在）毎週月・火・金曜日の１９時３０分～２０時３０分の準夜帯に金町中央図書館での接種も開始予定です。なかなか予約サイトへのアクセスが困難な状況が続いていますが、葛飾区の公式ツイッターでワクチン情報が更新されており、区内の個人医療機関のキャンセル情報を確認することができます。普段隅々まであまり目を通さない『広報かつしか』に多くの情報が出ていますの是非ご覧ください。