一昨日、昨夜と女子レスリングで川井姉妹が見事に金メダルを獲得しました。期待されつつそれに応える重圧はいかばかりか。特にホームＴＯＫＹＯでの開催は一層のプレッシャーだったでしょう。一応に優勝の弁では「開催して頂いた方々に深く感謝します」という言葉がまず第一声ですね。かつて田村涼子ｻﾝが「金と銅は勝って頂けるメダルですが、銀は負けてもらうメダルです」と悔しさを込めて語っていたのを思い出します。女子空手での銀メダルのインタビューの涙はそんな思いの発露かも知れません。アスリート人生に一生ついて回るメダルの色はその重みいかばかりか。「メダルはなくても君は最高」と称えるメッセージを掲げる男性がいました。更なる高みを目指すアスリートにとっては『２０２４パリ大会』は既に始まっているに違いありません。