今日は「葛飾区総合防災訓練」が開催されました。葛飾区をABCDの4ブロックに別けて、今回は私が担当するBブロックの訓練でした。Bブロック内の3ヶ所の基幹もしくは支援病院と、それに紐付く災害時緊急医療救護所で、病院前でトリアージされた傷病者のうち、赤(重症者)と黄色(中等者)は病院内へ、緑(軽症者)は災害時緊急医療救護所へと誘導します。我々医師会員が担当するのは軽症者エリアで、更に内科、外科、歯科そして柔道整復師ブースへ分けて診察または処置して、薬剤師ブースへ更に誘導し処方してお帰り頂くといった流れです。中にはOTCで済ませる傷病者もおります。今回はトリアージ訓練と、緊急医療救護所内での流れ、トリアージダグへの正確な記載そして、場合によっては2次トリアージを行い、自衛隊の搬送車による慈恵医大葛飾医療センターへの後方搬送や、妊婦の日赤医療センターへの後方搬送といった傷病者も今回は想定されてしました。また無線(赤と青)も用意されており、葛飾区本部や医師会本部そして他の医療救護所間の情報共有といった具合に、盛り沢山の訓練となりました。実は昨年10月に行なわれるはずの訓練でしたが、衆議院選挙とバッティングしていまい、今年に延期となった次第ですが、3.11と時期が重なり災害医療への関心が高まる中での訓練なったでしょう。今月末の災害対策委員会で、更に「振り返り」を行い、次回(今年の10月予定)のAブロックでの訓練に生かせればと思っています。